岐阜新聞テストは受けるべき?

今年から大きく変わった岐阜新聞テストです。公開試験会場ではなく、協力塾で受験するのが中心で、本当に受ける意味があるのか?と思っている方向けの記事です。

「岐阜新聞テスト」を検索ワードでうちのサイトに多くの方が訪問してくれています。ありがとうございます。協力塾での受験の場合、多くの塾さんがどのように実施するのかをホームページに掲載していないため、調べている方が多い印象ですね。ネットで調べて不明な点があれば、直接その協力塾さんへお電話かけるのが一番です。ぜひ次回からはお電話してください

岐阜新聞テストとは

岐阜新聞中学3年学力テスト(通称岐阜新聞テスト)は、県内唯一の統一テストです。50年以上の歴史があり、また県内の7割近くの中学3年生が受験していたこともあって、そのデータの信憑性は確かなものでした。地区内順位、県内順位、志望校順位がわかるため、あと何点足りないなど、ほぼ確実なデータがわかったんです。

しかし、10年ぐらい前から大手塾さんが独自のテストを開催してきた影響もあり、上位層では受験しない子も増えてきました。また私立高校の難化(基準点の引き上げ)、一部の公立高校で定員割れが発生する事態など、受験しなくなった子も増えたように感じます。さらに拍車をかけたのは、ゆとり教育だったと思ってます。二極化が進み、平均点以下の層が増えたために、全体的に学習意欲、進学意欲が低い層で受験者が減ったように思います。

個人的に一番の原因となっているのは、入試問題とかけ離れているその出題されている問題でした。入試に準拠した問題とうたってますが、その出題傾向は、入試に似ているとは、お世辞にも言えず、国語で記述問題もなければ、作文もない。数学では証明問題も穴埋め形式、英語では数年前に一部の問題が入試に似た問題に変えましたが、それでも英作文の問題はないなど入試傾向にあっていなかったことだと思います。これは県内の多くの塾さんが同じように感じているでしょう。

今年から出題傾向が入試そっくりに

しかし、今年から大きく変わり、本当に入試問題にそっくりになりました。今までなかった国語の記述問題、作文。第2回では数学の証明問題が完全記述に。英語は英作文など入試傾向そのままの出題でした。記述問題が増加した影響で第1回の平均点が253.6点と例年(昨年はコロナ禍の影響で範囲も違うため考慮してません)と比べて50点弱下がりましたが、個々の設問をみると中3には適した問題だと思いました。確かに一部の設問に難易度が高いものもありました。しかし、実際の入試を想定すれば、上位校を目指す人にとっていい刺激になったのでは?と思います。

県内最大の受験者数で、入試傾向に沿った問題となれば、受験しないなど考えられません。ただ一つだけ要望するとすれば、協力塾で実施するのではなく、昔みたいに高校などの公開試験会場での実施してほしいです。やはり、普段とは違う場所で行う試験の経験は、思っている以上に大きいです。

まだ受験していない人は、ぜひ受験しましょう。第3回の申込み期間は終わっていますが、岐阜新聞情報センターに問い合わせれば、受験できるかもしれません。

第3回、第4回と計画的に勉強して、受験対策にしましょう。今年は、岐阜新聞テストの対策がそのまま受験対策です。

ベストスクールでの活用

ベストスクールでは、岐阜新聞テストの結果を踏まえて、受験指導を行います。前期の通知表、私立高校の入試基準点などもわかっているため、10月の後半には例年通り中3中心に定期懇談を行います。今後の塾での指導計画、内容、志望校合格するためのアドバイスなどをお伝えしています。

また定期懇談だけでなく、質問などがあれば、いつでもお答えしています。また塾からも現在の勉強の様子、指導教科以外の勉強アドバイスも行っています。

「あなたのお子さんにとって一番必要なことは、何か」を常に考えご提案しています。

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